2005/10/10
ワールドカップ予選が佳境です(1)

 「2006 FIFA World Cup Germany」の予選もいよいよ佳境です。来週のミッドウィークで予選は終了、出場国やプレイオフ出場国が出揃いますが、この週末に続々と出場国が決まったので、この話題を何回かしていこうかなと。

 さて、今回はサプライズだらけのアフリカゾーン。出場権5枠のうち、4チームが初出場!トーゴ、ガーナ、コートジボワール、アンゴラ、チュニジア…
 2005年10月8日、アフリカのサッカー勢力図は一気に塗り替わりました。

 90年代から世界の注目を浴び強豪国として名を馳せてきたカメルーンとナイジェリア、2002年に旋風を巻き起こしたセネガル、常連になりつつあった南アフリカ。こういった強豪や常連が予選落ちというのは異常事態です。出場経験があるのはチュニジアだけって…
 出場国を見た瞬間、直感的に「世代交代がうまく行かなかった」と思いました。きっと昔の名前で出ている選手が多いのではないかと。

 しかし、それは誤解のようです。
 結果を確認するため、FIFAの「Scoreboard」(リアルタイムの試合速報)で、先発メンバーを確認してみました。
 トーゴではアデバイヨール(ASモナコ)、ガーナではエッシェン(チェルシー)、アッピア(フェネルバフチェ)、コートジボワールではドログバ(チェルシー)、トゥレ(アーセナル)、カルー(パリSG)、メイテ(マルセイユ)くらいでしょうか、プレーを見たことがある選手は。ちなみに、アンゴラは知っている選手が1人もいません(笑)
 メンバーを見る限り、どの代表も戦力は一長一短です。中心となるスタープレーヤーはいるし、世界的には無名な選手がメンバーに名を連ねているのも同じ。あえて言えば、経験が油断につながらなかったかということくらいでしょう。

 順位表を見ても、カメルーン、ナイジェリア、セネガルは、1位とほとんど勝ち点差のない2位。大崩れしたわけではなく、最後までドイツ行きのキップを手にするチャンスがあったのです。
 結局、勝ちきれず引き分けてしまった試合の数が明暗を分けた。そういうことです。

 特に、悔やんでも悔やみきれないのがナイジェリアとカメルーンです。
 まずナイジェリア。アンゴラと勝ち点21で並び、得失点で8点も引き離しながら、直接対決の結果で出場権を逸しました。2005年6月18日、ホームでのアンゴラとの直接対決で、先制しながらも引き分けに持ち込まれたのが響きました。ここで勝てれば、結果は逆だったのです。

 カメルーンはもっと悲劇的です。
ホームでエジプトと対戦。1-1の同点から、後半終了間際にPKを獲得。入れればドイツ行きのキップを獲得できるという最高のシチュエーションで、なんとキッカーのウォメが蹴ったシュートが右ポストを直撃…
 ここまでベタなストーリー、書きたくても書けません(笑)

 アフリカに関しては、絶対的な強さを持ったチームがないと言うよりは、全体的なレベルが上がったと言うべきでしょう。それは決して後退ではありません。
 経験のなさは気にはなりますが、ノッていければ面白いかも。特にヨーロッパで活躍する選手の多いガーナ、コートジボワールは、勝手がよく分かっているという意味で注目すべきでしょう。

 2002FIFAワールドカップ KOREA/JAPANの開幕戦、前回チャンピオンのフランスがセネガルに敗れる大波乱があったわけですが、来年も同じことが起こるかもしれません。
 いずれにせよ、日本のメディアはこれから初出場のチームを取材し、おぼろげながら出場国の全貌をつかんでくれるはずです。ま、それまでチーム力をどうこう考えるのはやめておきます(笑)